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人・組織を測る:万有資源が強くなる

2012/04/03(火)
 わたしの哲学練習帖4:12/03/15
 一般論で言えば、ある事業、活動を有意義に進行させるためには、それを構成する人・組織が有効に活動すればよい。
前回の人・組織を活かす:万有資源が活きるでは、具体資料を「調べて発言する」ことを主題にしました。

①今回の主題は、「人・組織を測る」ということです。
人・組織が自律的に強くなるには、常に客観的な物差しで「測り・測られても及第点をとれる」ようにすることです。
具体例に哲学練習帖4の記述にある「組織ボケ」にツッコミを!入れるにはのなかで触れた(してはいけない禁じ手技)を「組織ボケ」と呼ぶと、どうやってまず「組織ボケ」予防の方法を確立するかが課題だと記したわけです。

②「測る」とは文字どおり、「人・組織が発する意見、計画、行動」を「客観的な天秤に乗せて軽重・適否を測る」ことです。
 つまり、対立する事件・要件はどんな場合も、どちらか一方が「完全勝ち」で決着しては真の解決にならない。 あるいは組織エゴのように片方だけが利益を得る計画では禍根を残してしまうでしょう。
また、本来の組織目的として遂行しなければならない要件を黙殺したり、他に押しつけたりする行為も「天秤で測れば一目瞭然」で不適切とわかるでしょう。

③「客観的な天秤」とは:
まず「組織ボケ」予防の方法を述べたなかで、要件適否判定の説明根拠として
(1)利害・得失の根拠
(2)現場競合の根拠
(3)物理法則の根拠 の3つをあげた。
 今回は、さらに
(4)人理法則の根拠 を加えたい。
 人理とは人間社会の理論的規範を示す法則という意味で(物理という造語に習った)新造語です。

 人理法則の具体例には、社是や家訓、信念、修身、人生訓、文明、宗教、憲法など様々あります。 個人的な物差しとしては、信念、修身、人生訓レベルまでの考え方で「客観的な天秤」をしっかり作り上げることが望ましい。

④「客観的な天秤」の測り方:
 現在の社会事件を見ていると、あきれたり、腹の立つことが多い。
検察が証拠捏造するとか、AIJ投資顧問が年金基金を自転車操業してしまうとか、驚くばかりに「天秤がひっくり返る」情景が起きている。
これら事件を「客観的な天秤」に乗せて思考するとき、その反対側の天秤皿には何が乗るべきでしょう。
 また、一般論としても、要件判定の根拠には無意識のうちに「天秤思考」が働くかもしれない。
無意識のうちに組織エゴ・自己保身が働いた状態(最初から自分の重量を重くして)で「天秤思考」を働かせていることも日常茶飯事でしょう。

⑤人理法則、物理法則の「天秤」が大事
 物理法則の根拠を身近に具体表現できるプロも多くはないし、ましてや人理法則を根拠に説得することは相当に難しい時代になった。
自己保身、自己擁護の重量分を抱え込んで、利害・得失の天秤に乗ろうとする風潮があふれている。

何が大事か考え抜くとき。
組織の上に立つ者が明確に掲げる社是方針や家訓、信念があってこそ、「客観的な天秤」に重要な相対皿(カウンターパート)を備えつけることができる。 自分自身の厳しい信念・責任感が重要な基準皿になるだろう。 「天秤」を働かせることが大事です。 また相手皿の上に立って自分の主張を「天秤」に掛けて見てほしいですね。

・大規模修繕委員会での実例:
○年末に施工業者を内定して新年早々に臨時総会開催の段取りとなった。 委員会として忘年会ができなかったから、新年会をやろう(費用は管理組合持ちで)との発案があった。委員間のメールやりとりでは賛成多数。(一部負担案もあり)
わたしの天秤:反対、自己負担でやるべき。(本来、委員報酬が予算化されているので、飲食費用を要求しなくてよいはず)
結局全額組合負担で開催。当方不参加。
○修繕工期(1)が天候不順もあり押し気味。施工監理委託の建築設計社の検査OKで施主検査を中止して工期(2)足場作りを早めたいと発案あり。
委員間メールでは、多数委員が中止に賛成し、しかも今後の施主検査についても重要部分以外は建築設計者に監理検査してもらえばよいとまで言及。
わたしの天秤:住民代表として施主検査をする責任がある。工期入れ替え期の中止措置はやむを得ないが、工期(2)の施主検査は順次やるべきだ。(無責任に他人信頼するは責任放棄になる)
結局:1回中止。工期(2)の施主検査は順次実施。(契約行為だから施工業者、施工監理社だって理由なく中止できないはず)

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