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日本語文法:新文法への道2

2014/10/16(木)

(3)動詞態は助動詞か、動詞活用か

 西村研究でも、日本語の助動詞の扱いでは、いくぶん混乱が生じているのだろうか。
〇膠着語の場合は動詞の活用語尾として連結されるために助動詞を見つけにくい。西村研究のN記号表記でも受動態が助動詞でなく動詞活用のあつかいになっている。
〇このため「助動詞一覧表」から受動態が除外、無表示になっている。これは大きな禍根を残すことになろう。
〇受動態、使役態、可能態、結果態は日本語の動詞構造の基本だから、これをしっかり学習することが日本語文法の生命線だと思う。
「態の双対環」のように対構造で覚えれる方式では後々になって動詞の疑問に自分の頭で考えることが必ずできるはずです。
〇動詞態として重要な意味を持つ能動態、受動態、使役態、使役受動態、可能態、結果態には、(助動詞としての)特別分かりやすいN記号表記を開発して教育の場で使えるようにしたいものです。

(4)動詞態一覧表(N記号表記)の実験案

 思考実験をはじめてすぐに気がつきました。
〇N記号表記としては、可能な限り短い記号の組み合わせで実現したい。
〇日本語の態接辞の特徴は、語彙的態(自他対応動詞を生み出す)と文法的態(受動態、使役態、可能態、結果態などを生み出す)がそっくり同じものであるということ。
〇つまり、西村研究で動詞態を動詞活用の形態で記号化するという方法は必然性があると得心しました。(ただし、態の一覧表で明示が必須です)

 次に動詞態の一覧表(N記号表記)実験版を掲載します。
・動詞例に「見る」を採用したので派生する態の形態が多くなっています。
・見せる、着せる、乗せる(共役態):動作主と被動作主が共同して行う行為。
・見える、聞こえる(自発態):知覚動詞。
(図表参照)
N

〇図表を一覧して分かるように各態系は4つの態を持つ。
・基本能動系に対して他の態系も可能/結果/受動を同様に備えている。
・動詞記号:Dに対してD’形で動作結果を表す記号とした西村研究の方式を踏襲しました。
・つまり結果態、受動態の動詞記号にはアポストロフィーをつけます。
・通常動詞では、能動系、強制系、使役系くらいまでの態が使われるので、記号表記にもさらに工夫が必要かもしれません。
〇この図表の中で、強制可能態=使役態で同一形態となりますが、それ以外はすべて重複しない動詞形態です。
当然意味も異なります。

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