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日本語動詞:新解釈「態の文法」を求めて

2016/01/28(木)

 このブログでは新解釈の「態の文法」を思考実験しながら「態の双対環」方式として提起してきました。
★学校文法での態文法と「態の双対環」との文法則の違いを比較・整理しておきたい。

〇学校文法の態文法:(間違い文法則には、※印を付記します)
 ※動詞生成を「ひらがな解析」手法で解釈した。(態の文法には音素解析が必須です)
  本来は「音素解析:ローマ字つづり」で解析すべきです。
   ※動詞と態の接続:動詞活用の※「未然形」に態の助動詞を接続する:
    ←大いなる勘違い、「ひらがな解析」の実害。
   ※態の助動詞:主に使役と受動の助動詞を以下のように間違えて定義:
    ←「ひらがな解析」の実害。
     ※使役「せる/させる」=※「seru/saseru」と間違えた。
     ※受動「れる/られる」=※「reru/rareru」と間違えた。
  ・正しい態の接辞は、動詞語幹側の扱いと切り離して把握すると、
     〇使役「あせる」=「aseru」、受動「あれる」=「areru」という
      形態です。
  ・正しい用例は、
     〇書かせる(書k+aseru)、書かれる(書k+areru)、
     〇食べさせる(食べs+aseru)、食べられる(食べr+areru)です。
      (食べs/食べr:母音語幹側の自他交替文法則によるものです)
  つまり、学校文法の「態の文法」は下記の文法的不運が重なった結果、
   日本人全体にとって非常に不安定な文法になっています。
  ※態生成はいわゆる「動詞活用から派生する」と想定している。
  (未然形に接続:動詞活用とみなしている)
  (しかし本来は、自動詞・他動詞の対形態を産み出す文法則により態動詞を造語する)
  〇助動詞接続を「ひらがな解析」して悪影響を受けるのは「態の接辞」だけです。
   接辞頭部が母音で始まる「asu、aru、aseru、areru、eru」:
   使役・受動・可能だけです。
   ※たまたま、「a」で始まるから、未然形の「あ:書ka、食べsa、食べra」に
    組み入れる誤解を起こしたのです。
   ※可能の「eru」は未然形接続と説明できないので、態扱いされず可能動詞へ区分
    する誤解を起こしたのです。
   〇書ける(書k+eru)、食べれる(食べr+eru)ともに態動詞:可能態として
    機能すべきものです。
   ※学校文法では五段活用・子音語幹動詞に限定して可能動詞を認めるが、
    一段活用・母音語幹動詞の「見れる、来れる、食べれる」を何故に認めないのか
    論理的な根拠を明示しない。
   ※学校文法では「書かれる、行かれる、読まれる、食べられる、来られる」受動態が、
    「結果・実績としての可能」を意味すると教えていない。
 「態の双対環」では、
   〇「書ける、食べれる」:動作意思としての可能表現。個人的体験としての可能表現。
   〇「書かれる、食べられる」:動作結果・実績としての可能表現。習慣的・公的許容の
    可能表現であると提起します。 両方が必要な態表現なのです。

 以下次回へ
 (「態の双対環」文法則について)

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