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2017年11月

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★図表:
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 →自他対応接辞:態の双対環演習図新日本語動詞:自他交替・態交替図
 →日本語動詞:旧・新態文法比較図日本語動詞「態の双対環」基本図「態の双対環」演習台紙
★主要記事:
 →態文法:態文法を組み上げる3
 →態文法:態文法を組み上げる2、 態文法:態文法を組み上げる1
 →態文法:形状動詞:こわかる?こわがる?
 →態文法:態の律仕方を伝える4、 態文法:態の律仕方を伝える3
 →態文法:態の律仕方を伝える2、 態文法:態の律仕方を伝える1
 →態文法:解説6:そこで探査用「双対環」を、 態文法:解説5:態動詞に律仕方あり
 →態文法:解説4:一般式で「態の双対環」を、 態文法:解説3:一般式で汎用派生する
 →態文法:解説2:学校文法最大の欠陥点、 態文法:解説1:派生一般式
 →態文法:動作を律する全法則態文法:動詞強制形由来の形容詞語幹
 →態文法:形状動詞にも[挿入音素]が必要か?態文法:動詞派生の一般法則
 →態文法:動作を律する法則、 態文法:已然の-e-と可能の-e[r]u
 →★態文法:態・用言の派生を流れ図で一覧する
 →態文法:発見!挿入音素と機能接辞の同源性
 →態文法:[挿入音素]が語幹・接辞の連結役、 態文法:動詞形(未然/已然)と挿入音素
 →態文法:動詞派生と挿入音素の働き、 態文法:形状動詞の派生と挿入音素
 →★態文法:派生文法と「態の双対環」文法
 →文化庁「国語に関する世論調査」を読む2「ら抜き言葉」は「ar抜き結果抜き」可能
 →名詞述語文で「基本文型を二階建て」に日本語動詞:可能態と受動態の可能表現の差
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★→SD手帳:リング綴じ具で薄型手帳へ工作
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 →SD手帳:案件一覧:「件名リフィル」応用書見台改修-上下反転、拡大工作
 →SD幅広金具付バインダー改修法をまねるmicroSDホルダー工作
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★→二分合体思考法考察=思考実験(PDCA高速回転)へ
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態文法:態文法を組み上げる3

2017/11/21(火)

 前回、動詞派生の一般形式を実例2つにより示した。連結した接辞は、
①D[・/r]are[a/・]na[・/k]a(r=0[Q])ta.:受動接辞、打消接辞、完了接辞。
②D[a/・]na[・/k]a(r=0[Q])ta.:打消接辞、完了接辞。
→動詞語幹に接辞(助動詞)が密に連結・派生していくのが動詞活用である。
 動詞は正に助動詞の活用に助けられるから、活用しているように見える。
 助動詞も接辞語幹に派生接辞が密に連結・派生して活用効果を出す。
 動詞も助動詞も派生構造は同じであり、「タマネギ、ラッキョの皮むき」と似て
 いる。剥いても剥いても接辞であり、最後に現れる芯は「変化のない語幹」だけ
 だ。
(このタマネギ構造は単純だが、強い法則性で均質的な派生概念が通用するとい
うことを示すもの)

1-2.動詞活用一覧表を見直す

 動詞語幹だけでは活用一覧表を作れないから、最小限の助動詞(接辞)を組み
合せて、その動詞自体の活用法を表現しなければならない。
〇国語辞典での動詞活用表は、未然、連用、終止、連体、仮定、命令の6形態を選択
 している。(概略、動詞アスペクトを表現した構成と思える)
〇国語辞典で示す「個々の活用形」は、あたかも動詞語幹に「あ、い、う、え、お」が
 標識音として付加され「区別可能な活用形態」になったような錯覚を与える。
 「あ、い、う、え、お」の由来を記述すると、決して合理的と言えない。
 あ=[a/・]から、い=[i/・]から、う=[・/r]u、[・/s]uから、え=[・/r]ebaか
 ら、お=[・/y]ooからの母音拾い出しで活用形の識別にしたものだろう。
〇特に国語辞典で言う「未然形」は打消接辞:[a/・]na(i)につながる形態や、態
 接辞:[・/r]are、[・/s]ase、につながる形態を想定している。しかし、これら
 の助動詞(機能接辞)には有用な特定意義があり、それが連結し派生すると動詞
 語幹の意味合いから外れて別動詞の意味合いになってしまう。
→動詞語幹の意味を保ち、かつ事象描写、相・アスペクト描写ができるための最
 小限の助動詞で派生を表現する「活用一覧表」を作りたい。
★最適な研究例がある。寺村秀夫:『日本語のシンタクスと意味Ⅱ』1984年9月
 20日、くろしお出版:の第4章 活用のなかの記述に詳しい説明を見た。
→特に抜群の研究成果であるのは、バーナード・ブロックの活用表だとして紹介
 してある。当ブログ思考実験でも、「未然形の空疎さ見直し」と「完了形の組み入
 れ」を思案していたので、「ブロック活用表」は形式上の一貫性がよいという点
 に感心した。
(ただし、「活用表」を使う目的が何とも不純であり、譬えで言えば、単語の「活用
の仕方」で動詞か、形容詞か、繋辞か、を振り分ける判定道具にするような構造論
理が基にあるようだ。逆にそれが用言の共通的活用形式を見抜くことにつながっ
たといえるのかもしれない。また、日本人は「派生分析:音素解析が重要」が苦手
でも「複合分析:意味解析が重要」には強みがある。ブロックは逆に「派生分析」に
強かったが「複合分析」には疑問を残す結果だったようだ)
→寺村本を読み直して、「ブロック活用表」を引用([挿入音素]、[複合:+]を付け
 て一般形式に修正して)表示することにした。
_fedewcl_2

〇表中の「派生」について補足説明する。(繋辞欄の「複合」は次回に説明予定)
①動詞欄のD[¥/・]tar[]ooを正確に記述すると、イ音便の規則に則り、
 D[i/・]tar[・/y]oo:→ka(k=0[i])tar[・]oo→kaitaroo、
 D[i/・]tar[・/y]oo:→tabe[・]tar[・]oo→tabetaroo、
 となる。派生接辞欄でtar[]ooと記したのは、二次派生の接辞構成を示した。
②形容詞欄のK[・/k]a(r=0[Q])ta:もイ音便であり、
 K[k]a(r=0[Q])ta:→samu[k]a[Q]ta→samuka[Q]ta→samukatta、
 となる。(形容詞語幹は常に母音末なので、挿入音素:[・/k]を[k]と略記)

つづく

態文法:態文法を組み上げる2

2017/11/15(水)

1.動詞活用には「派生:接尾辞の付加」と「複合:修飾語付加」の2通りあり

 国語辞典の付録ページにある品詞分類表での定義を確認しておくと、
〇単語→自立する→活用がある(用言)→終止形語尾がウ段:動詞/イ音:形容詞
 /ダ音:形容動詞(別称:名詞に似るので、形容名詞、名容詞などという)。
〇単語→自立する→活用がない→主語になる(体言)→:名詞。
〇単語→付属する→活用がある→:助動詞。  
以上の5つの品詞が文の述語要素になるもの。
 常識的に「終止形」概念が存在して、語尾音がウ段音/イ音/ダ音で分類できる
と仮定する。 念のため付録ページには、動詞・形容詞・形容名詞の「活用一覧表」
と「助動詞の活用一覧表」を載せる辞典が多い。
→用言活用に対する定義は説明不足の部分を「活用一覧表」で補っているが、根
源的な解釈から外れるところがある。(何行何段(かな音節)活用表では語幹把握
や派生法則を正確に記述できない) 
→新しい時代に向けて正確な音素解析(ローマ字表記)で「派生」「複合」を取り上
げる。

1-1.動詞の「派生」の法則は:(必要最小限の範囲で音素(ローマ字)表記する)

→動詞語幹+[挿入音素]+機能接辞語幹(助動詞語幹)+[挿入音素]+機能接辞語
 幹(助動詞語幹)+・・+[挿入音素]+統語接辞。
 の連結構造で示すように、動詞語幹の後に「+[挿入音素]+接辞語幹」を繰返し
 付加し(後段の図参照)、意味を補足して述語を完成させる。
〇例(かな文字区切り):呼ばれなかった→呼ば・れ・な・かった。
〇ローマ字解析の一般形式:呼b[・/r]are[a/・]na[・/k]a(r=0[Q])ta.
 ・動詞語幹:呼b、
 ・[挿入音素]:[・/r]、動詞語幹が子音末なら[・:無音]、母音末なら[r]発音、
 ・受動態接辞:are、(ar[・/r]e→ar[・]e→areと派生したもの)
 ・[挿入音素]:[a/・]、先行語幹が子音末なら[a]発音、母音末なら[・:無音]、
 ・打消接辞:na(i)、
 ・[挿入音素]:[・/k]、簡略化で[k]としてもよい。
 ・ar助動詞[挿入音素]完了接辞:ar[i/・]ta→(ar[i]ta)→a(r=0[Q])ta.
  [Q]促音:あ[っ]た、の詰った音を表す。(イ音便の促音表記)
〇一般形式の特徴は、動詞語幹が子音末、母音末どちらであろうと、Dと表記し
 て「派生」を書き表せることだ。
→例:一般形式で、D[・/r]are[a/・]na[・/k]a(r=0[Q])ta.と書けば、
 ・打たれなかった、切られなかった、着られなかった、飲まれなかった、食べら
 れなかった、疑われなかった、見られなかった、忘れられなかった、渡されなか
 った、止められなかった、、、などを代表する表記となる。
 次例は、動詞語幹に打消接辞が連結する場合、
〇一般形式:呼b[a/・]na[・/k]a(r=0[Q])ta.→呼ばなかった。
→一般形式:D[a/・]na[・/k]a(r=0[Q])ta.と書けば、
 ・打たなかった、切らなかった、着なかった、飲まなかった、食べなかった、疑わ
  なかった、見なかった、忘れなかった、止めなかった、、、などを含む。
★[挿入音素]と機能接辞の関係は:
 ・機能接辞が子音語頭なら[a/・]、[i/・]のように [連結母音/無音]が配置さ
  れる。
 ・機能接辞が母音語頭なら[・/r]、[・/s]、[・/k]、[・/y]のように [無音/
  連結子音]が配置される。
→動詞「派生」の一般形式での表記法を理解するうえで、[挿入音素]の考え方が
 重要なので図を追加しておく。
(次回へつづく)
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態文法:態文法を組み上げる1

2017/11/05(日)

 昨日4日(土)夜、今泉研究会に参加して、持込み演題の動詞派生の一般形式表記
法について説明した。 論点の中心は態派生時の[挿入音素]を一般形式:[連結母
音/無音]、[無音/連結子音]で表記することにより、現状文法の「可能態」、「命
令形」での子音幹/母音幹・動詞での異形態発生(解釈)がなくなり安定派生が見
込めるということ、更に応用して、動詞、形容詞の相派生(未然・連用・終止・・・)に
ついても一般形式[挿入音素]を用いれば統一的に派生が理解できる。・・・
(説明図表は補追して後日投稿する)

 先生からは指摘と質問が山ほどあったが、要点を記しておく。
古語、文語、口語とのつながりで論証できるか?
独自用語をしっかり定義して説明してほしい。
相派生の表中に完了形も含まれているが、時制(テンス)と相(アスペクト)が混
在するのは誤解の元になるが、相を新しくどう定義したのか?
形状動詞はシ活用・シク活用とカリ活用とが文語時代から併存しており、その流
れからすると、挿入音素:[・/k]はなじまないのでは。また、動詞派生での[k]も
特定語に限るものではないと言えるのか?
[挿入音素]の連結子音:[・/r]、[・/s]、[・/y]、[・/k]は意味合いと関係付け
があるというが、連結母音:[a/・]、[i/・]の音に意味があるか?

→これに対する我流の答えは当然に不十分であり、確かに新しい概念に明確な定
 義をなさずに論を進める手抜き状態であることは感じている。
→動詞活用表(未然・・・命令)の6形態のうち、「態の助動詞すべて」を未然に連結
 するのではないと新定義しているので、活用表は純粋に相派生の一覧表になる
 はずだ。 相派生に終止形(未完了形)しか考えないのはおかしいので、完了形態
 が並ぶのが当然であり混在ではない。
 (詳細な相活用は連用形に複合する形式で:~ている、てある、ておく、てくる、
 ~しはじめる、しおわる、などの補助動詞を付加して生成する)
→完了形は、文法的にもテンス・アスペクト・ムードのどれに属するのか議論が分
 れている。 動詞連用形の一般形式で:D[イ音便/・]ta:(書イ・た/食べ・た)と
 表記するように、完了形の出自は連用形からしか生成できない形態である。
→現代文法で未然形の枠に「読もう/食べよう」のD[・/y]ooを組み入れて五段
 活用表にしたのも、未然のアスペクト補強になっている。
 (文語では「読ま・む」が意思の未然形で使われたとの示唆あり。「食べ・む」もあ
 りか:D[a/・]m・uと一般化していたか)
 補強の実を上るため(命令・仮定の次枠に)「完了形」枠も組み入れるべきだろう。

 最後に私から質問した。
→助動詞の使い方に2通りあり、動詞語幹と接辞語幹とが密結合する「派生」のほ
 かに、修飾関係や語並べ的な緩い結合:「複合」がある。区別や識別を設けるべき
 ではなかろうか?
先生は悠然として回答された。
・助動詞の定義はなんですか。そうです、付属語であり・活用する語・辞は、すべて
 助動詞と品詞分類している。

→「そう/よう/らしい」は先行語に対しても後続語に対しても「複合」で連結す
 る。「そう+だ/よう+だ/らしい+のだ」は複合した形態で「緩い断定詞」各種の
 扱いにするのは、どうですか?
・(慣用度が高い形態なら)「~~基」という扱い方ができるでしょう。

 という助言をいただいて、今回1回限りの参加を終えた。
今後、「態文法を組み上げる」の考察を通して、助動詞の使い方を整理した一覧表
を作成したい。

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