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2019/11/21

述語形式と[挿入音素]6

述語形式と[挿入音素]6
2019/11/21(木)
 国語文法で動詞活用語尾を「かな文字」解釈していて、一番の
食い散らかし被害を起こすのが、態の接辞に対してである。
・国語文法の態解釈は、受動接辞では:れる/られるの異形態で
 解釈し、使役態接辞では:せる/させる、の異形態で解釈する。
 1つの態が2つの形態を持つ:異形態の理由説明もない。
 
〇前回に新文法の仮説として、
・仮説1:[挿入音素]の連結子音:[-/r]、[-/s]、[-/y]、[-/k]、と
 態接辞:-ar-、-as-、-ay-、-ak-、の関係を述べた。
・仮説2:-ay-、[-/y]ou:は、已然の-e-接辞、可能態-e-接辞と類
 似の意味を持つ、と述べた。
 
今回は3つ目の仮説として、食い散らかされた態の接辞を回復さ
せるため、未然形にもぎ取られた-a-を取り戻す。異形態にする
必要もない。態と動作の律仕方を関係づける。
・仮説3:態の接辞は、-ar-、-as-、-ay-、-ak-、に、已然の-e-、
 を加えたもので、現代では-ay-を使わず、-e-が代行する。
 -ak-は動作概念を外延化して造語するので、汎用的な使用は少
 ないが、現代でも活用される。
〇異形態は起きない理由:基本が同一形態なのですから。
・受動態:D[-/r]ar[]e[r]u→(kak,mi,tabe,)[-/r]ar[]e[r]u:areru共通。
・使役態:D[-/s]as[]e[r]u→(kak,mi,tabe,)[-/s]as[]e[r]u:aseru共通。
〇態動詞を円滑に生成する方法:態の双対環=四態、三系四態。
・能動系四態:D[-/r](-,e[r],ar[],ar[]e[r])u:能動原形(-,可能,結果
 ,受動)の四態。原形−受動、可能−結果の双対環でもある。
・強制系四態:D[-/s]as[](-,e[r],ar[],ar[]e[r])u:強制原形(-,可能,
 結果,受動)の四態。
・使役系四態:D[-/s]as[]e[r](-,e[r],ar[],ar[]e[r])u:使役原形(-,
 可能,結果,受動)の四態。
〇三系四態の間で態の飛び移りもある:打たれ・させられる、
 ut[]ar[]e[s]as[]e[r]ar[]e[r]u:受動態→使役受動態へ飛び移り。
〇態の三系四態の意味と動作律:自律・律他・互律・果律。
①能動原形:主体が自律動作をする。(自動詞、他動詞とも)
 (能動原形の動作律を自律と呼ぶ)
・能動可能:主客が完遂するために尽力、互律動作する。
 (可能の動作律を互律と呼ぶ。完遂は主客相互の調和で)
・能動結果:動作結果が状況を律する。(果律と呼ぶ)
・能動受動:動作結果に対し主・客の互律反応を描写する。
 (受動の動作律を果互律と呼ぶ。動作結果による互律反
 応を描写するのだから、自動詞でも受動態を生成できる) 
②強制原形:主体が客体に律他指示する。客体は自律で
 律他指示に従う。客体の他律動作を求めるものではない。
 (強制主体の動作律を律他と呼ぶ。並行して客体の服従
 自律動作があることを忘れてはいけない)
・強制可能:主客・対物など律他互律の動作律で完遂させ
 る。(使役原形と同形同意である)
・強制結果、強制受動:主客に律他結果・自律結果が反応
 する。
③使役原形:主体が客体に律他互律の指示する。客体は自
 律で律他指示に従う。完遂に向け主客が手助け配慮する。
 (相互に配慮・手助けすることを互律と呼ぶ)
・使役可能=使役互律、使役結果=使役互律、使役受動=
 使役果互律、の説明を省略。
 
 以上、態接辞に関する仮説をまとめて示しました。
(1回の通し読みでは、腑に落ちないかもしれません。
 なにしろ、「律他、互律、果律、果互律、動作律」など
 国語辞典に載っていない新造語での概念ですから)

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