カテゴリー「SD手帳」の36件の記事

SD手帳:リング綴じ具で薄型手帳へ工作

2017年4月26日(水)

 LIHIT LABのツイストリング綴じ具を流用工作して、SDリフィルを綴
じる薄型の手帳に作り直してみました。

・まず、穴ピッチがSDの8穴ピッチと違っていますから、専用の穴明パンチ
 が必要です。
〇1/3インチピッチの卓上10穴パンチを購入する。
〇(B5リングノートから取り外し)ツイストリング綴じ具を10穴分の長さに
 切断する。
〇綴じ具の芯鋼線も10穴長にペンチで切断。綴じ具両端部は溶融して芯線
 を固定する。
〇プラスチック表紙、裏表紙をSDサイズに切り取る。
〇最後に、SDリフィルに10穴パンチで穴あけする。
 これで全体を綴じます。
出来上がりの写真を載せました。
夏向きの身軽な散歩でメモするのに便利でしょう。


P1000910_4


自作SDダイアグラム:新型

2015/02/19(木)

 久しぶりにSD手帳関連の工作をしました。
〇今までの自作ダイアグラム:クリアホルダー素材で工作、には欠点があり、8穴付近で左右リフィルページに重なり合いが生じており、ページをめくりにくい状態でした。
〇これを改善するため、8穴とじひもの部分を「SDストックバインダー」と同等の構造にして、
・8穴ひもと背裏との間隙を保持できる構造にしました。
・クリアホルダーの折り目部分を活かして、片側の折り返し12mm幅で8穴幅用に残します。(表紙、裏表紙の2枚)
・背幅は控えめに8mm程度にします。40~50枚のリフィルが綴じれればOKでしょう。
〇でき上がりを写真で見てください。
Sd
〇リフィルめくりが格段にやりやすくなりました。左右のリフィルの隙間が十分に確保できています。
〇外側の手帳カバーは市販品を流用で、その内側に今回の工作物を差し込んでいます。


コレトのペン軸を活用する

2014/06/24(火)

 SD手帳に書き込むときのボールペンとして、スタイルフィット(ペン軸)+ジェットスリトーム(インク芯)を使い込んでいました。
そのペン軸(5色芯用)の黒インク軸が壊れてしまいました。インク芯の後端に差し込む「芯を出し入れさせるためのスライドつまみ」が差し込む部分で千切れています。
このStyleFitは約3年間使い続けた結果、1番よく使用する黒インク軸の差し込み部分が切れてしまったのですね。
黒インクの差し込み軸を順番に替えていけば良かったのかもしれません。

 身近にあるボールペン軸を見渡すと、コレト:Hi-tech C の替え芯ペン軸があります。
替え芯ペン軸の先駆者ですし、替え芯とスライドつまみが揃いで交換できる構造です。
これを活用することにしよう。
○スタイルフィット芯はコレト芯よりも5mm程度長いので、切り詰めれば適合します。
○コレト用のスライドつまみをスタイルフィット芯(切り詰めた)に差し込み、ペン軸の巻きバネに通して装着する。
○手元にあるvicnyaのインクリフィルの「インク芯」も装着してみる。
(インク芯構造がつぶし部分で出っ張りがあります。これをカッターナイフで削り、ペン軸の巻きバネを通せるようにします)
○これで「コレト」ペン軸の再利用ができます。
(Hi-Tech C のインクは耐水性が低いので使用中止していたので、ペン軸だけでも再活用させましょう)

 インク芯の組み替え可能なペン軸構造で、スライドつまみを交換できるものは「コレト」しかないようですから、貴重な製品ですね。
(もっともペン軸の価格は¥280-程度ですから、素直に買い替えするのも順当な方法かもしれません)

SD手帳:ペン軸先に「メクリン」着せてページめくり

2013/11/29(金)

 もう季節がめぐり、新年向けの手帳販売も真っ盛り過ぎ?になりました。
ネット上で手帳動向をながめていると、マルマンの二重リング手帳に気づきました。
二重リング式の手帳に懐かしさを感じて調べると、タナベ経営の企画したスケジュール手帳で製造はマルマンだということです。
20年ほど前には、マルマン自身が製造販売する罫線だけの自由規格の二重リング手帳を愛用していたのだが、残念ながら製造中止になってしまった。
以来、SD手帳を使っているので未練はないのですが、二重リングの機構には魅力があります。
二重リング的なバインダ形式ができればすばらしいだろう。

 今回の本題は全く別の文具小物です。
指リング型紙めくり:コクヨの「メクリン」を多色ボールペン軸の軸先に着せてSD手帳のリフィルページめくりに活用しています。
○uniのStyleFit(5色用ペン軸)にジェットスリトームボールペンを挿入してSD手帳に記入しています。
○ページを前後にめくり、見返しをくりかえすのにページめくりしやすい小物が欲しかった。
○そこで思いついたのが、ペン軸の先っぽに「指サック」を着せることです。ちょうどよい「指リング型のシリコンゴム製メクリン」に気がつきました。

 使い方:
○ペン軸で筆記するときの握り位置の下部:軸先に「メクリン:リング型の紙めくり:Sサイズ」をはめ込みます。
○通常に筆記ができるし、SD手帳のページ見返しのためには、軸先の「メクリン」部分をリフィルに当ててページの端をめくりだせます。
○完全にめくりを完結するには、途中で手指の助けをかりなければなりませんが、めくり始めは「ペン軸メクリン」で確実にできます。

 別のペン軸:
○パイロットのフリクション3色ペン軸には、握り位置にはじめからシリコンゴムが巻かれてあります。
○これでページめくりにも使えるのですが、欲を言えばシリコンゴム下側が2mm軸先側に伸びたサイズにする/欲を言えばシリコンゴムの硬さを一段柔らかにして紙を捉えやすくする、の2点を改善するともっと使えます。
○もちろん、「メクリン着せ」をやれば着ぶくれですが、使えます。

SD手帳:B22バインダに好感触!

2013/09/29(日)

 システムダイアリー社の「B22ビニールバインダ」を1年間使用してみました。

○通常の使用方法(上着を着ない季節には、バインダをズボンの尻ポケットに入れて出掛けます)で試験しました。
○さすがに好感触です。
○「B2バインダを高級バージョン化し、防汚加工した新素材を採用」との宣伝に違わず、ビニール表面も端部も傷や波打ち変形などが全く出ていません。
○1年間持ち出さず机の引出に背をうえに立て挟んでおいたもう1冊のB22と比較しても、型くずれがありません。

○しいて言えば、1年使用したB22バインダには手脂で磨きがかかって照りが出ています。
○また、表紙ビニールの袋とじ部分が、中の空気が膨張するのか、わずかにふっくらした感じがします。膨張したとしてもこの程度であれば、違和感なく使える。
○裏表紙側には変形膨張もありません。

 B22バインダの1年間評価としては、ビニール素材の改善効果を実感できたので、すばらしい性能の手帳になったと感じました。
これからは長く使ってみて耐久性を評価していこう。

SD手帳:紐ストックバインダ工作

2013/09/16(月)

 自作のストックバインダを考案しました。

準備:つづりひも(とじひも):百均購入:長さ45cm20本セル先構造。

確認:保存したいリフィルを2か所の穴にひもを通してとじます。
○「ひもの結びかた」は基本の『本結び』です。
○肝心な点は、「とじひもの環」を閉めたり、開放したり調整できるようにすることです。
○両端のセル先部分での「結び目」を「本結び:引抜き形」にしてください。
参考に写真添付
Photo

工作:手順は簡単です。
①写真の「2か所の結び目」は、「本結び」の「引抜きモード」になっています。
②最初の穴にひもを通し、リフィルの厚さ分の環を作ります。
 ひも先端部を直線にして、中心側のひもで「引抜き形:2穴折れ」を作ります。
③ひもセル先端で「2穴折れ」を「縫い通し」ます。これで1か所の結びが完成です。
④残りのリフィル穴にもう一方のセル先端を通して環を作り、おおよその結び目位置を見つけます。
⑤中心側のひもで「引抜き形」を作り、セル先端ひもをそこに「縫い通し」て2か所目の結びが完成です。

使用感:
○180度見開きが確実にできる。
○記録済リフィルを追加する場合、ひも先端部を縫い戻すように引き抜けば、環を外せます。
○「本結び:引抜き形」を作り慣れると、リフィル追加が苦労なくできるでしょう。
○省スペースの保存収納ができる。

応用:
○卓上のメモ(A6反古紙片)を2穴バインドするのに流用して使い始めました。
○360度折返しでメモ記入も可能です。

追記:
○以前に投稿済のSDリフィル:すぐメモ第2版
 の「とじひも結び:本結び」の進化形になるのですね。
 今回の工作方法をお勧めします。

SD手帳:案件一覧シート:「件名リフィル」応用

2013/08/23(金)

 最近はSD手帳を使って「タスク管理」することもなくなり、「件名リフィル」による1件ごとの経過記録が多くなっています。
予定管理などはパソコン上の超漢字Vで「こざね推敲・記録」します。
BTRON超漢字Vの文章編集機能に備わる「実身/仮身」機能には「こざね仮身を簡単に生成させる機能」があるからです。
(実身/仮身の説明は割愛する)

 さて、SD手帳の「件名リフィル」で「タスク案件管理」を鳥瞰的に行う方法として、SD縦型ビジブルシートの自作工作 に示した「リフィル現物一覧」方法もあります。
これだと、スペースが大きく手帳には収まりません。

 今回は「件名リフィル」を応用した「案件一覧シート用法」を考えました。少しでも、「こざね推敲」に近づきたいですからね。

 SD手帳内で「タスク案件管理」もしくは「ToDo管理」するには、「件名リフィル」で
○件名欄:一覧:今月の案件(年月日)
 各行部:(日付/主題/内容):個別案件名1
 各行部:(日付/主題/内容):個別案件名2
 各行部:(日付/主題/内容):個別案件名n
○という形式で「案件名の一覧」を随時書込み、今月の予定案件を把握管理しやすくする。

○つまり「案件目次的なリフィルシート」を最初に作っておく。
○案件が発生したとき、または思いついたとき、「一覧(目次)シート」に件名を記入登録する。
○実際の個別案件の実施内容は、それぞれ新たに「本来の件名リフィル」を作成して記録していく。
○簡単な「ToDo管理」ならば「目次シート」一枚で短期間を管理できるだろう。

 アイデア出しの「着想シート」などへの変身もできますね。

権利や義務は責任で包むもの

2013/08/16(金)

(1)責任とは行為の理由を論理的に説明できる準備をするということ

 責任というと、事故が起きた後の犯罪責任とか賠償責任を想像しがちだが、それ以前の原点としての責任、任務を実行する上での責任を考えたい。

具体的に記述すると、
①責任=役割、任務をはたすための最善の方策を思考すること。(我欲を捨てる)
②責任=権利、義務をはたすために為すべきことを公平性に反していないか推敲すること。(他を利することができるか推敲する)
③責任=組織間協同で役割、任務をはたすとき、組織不慣れや組織慣習の違いで生じる不協和、不公平を解消するための工夫をすること。

 この「3つの責任」は万有資源活用法の4理法則を適用するときの原点ですが、応用範囲は広いはずです。
○具体事例で「何かの提案」があったとき、権利・義務むき出しの「提案」は往々にして迫力があります。(直情的で感情的な発言の形態でしょうから)
○しかし、冷静に考えると「3つの責任」検証がなされていないケースが多い。
○「むき出しの提案」が成立すると、人や組織は易きに流れます。
○「責任に包んだ提案」は、公平な成果を残し、人と組織を育てます。

(2)自由と対になるのは「責任」ではない

 通常の言葉の解釈では、権利と義務が対構成であり、責任は自由と対構成と見なされがちです。
しかし、責任とは行為に対する論証・説明をすることが本意だろう。 だから、自由と対ではなく、「やること、為すこと」すべてに責任は関係する。
なかでも、役割、任務をおこなう行為には責任の意味は重くなる。
(ちなみに、自由の反対語は被占有だろう)

○「責任」の意味が明確に理解されていないから、「責任のとりかた」も確立していない。
○責任とは、最善策を思考し、公平性を求めて、不協和を解消することで役割、任務を果そうとすること。
○この「責任の箱」に権利や義務が入っており、責任の粉で磨かれた権利、義務行使案ができあがり、「責任に包まれた提案」となる。
○「責任の箱」を自分用に作り上げているか、作っていないか、活用しているか、いないか、
 しばらくその人の言動を見ていると、「責任の箱」の有無、状態が見えてくる。

二分合体思考法

2013/08/08(木)

 ものごとを考えるとき「良いか/悪いか」二つに分けて判断を進めたり、手作業なども途中では「済んだ分と/済んでない分と」に区分けして管理する。
デジタル論理でも「1/0の二値判別」を組み合せて複雑な判断をさせることができます。

(1)「二つで一つ」ということ

 二分したものは、二つで一つです。
ところが、二分した「片方を見て、それで全部だ」と判断してしまうという事例は珍しくないのです。
目の前で二分する場面を見ていないと余計にそうなります。
 通常、「二分法的思考」とは、白/黒をはっきり分けて、どちらか一方への選択肢をとる思考法を言う。その思考法は小さな事柄の条件判断に有効な方法ですが、日常の複雑な事柄の判断には、多段階の「二分法判断」を積み重ねていく必要があります。
そこで重大な判断ミスが起きる原因は、「二分した片方を見て、それが全部だ」と思い込みが紛れ込むことです。
判断を後戻りさせられなくなります。
また、本来、二分法は多段階判断を積み上げるときの方法ですが、単一判断の場合に「白/黒」どちらかに決めこんで排他選択してしまうのは間違いです。
○「二分した片方とその相方を合体させて、全体把握ができるか」思考するのが目標です。

 今回の思考実験では、「二分合体思考法」を提起します。
○デジタルの二値論理を例に「二分合体」を感じとってください。
○2入力1出力の論理回路を考える。
・文字略号 =|)- AND機能を表現。
・文字略号 =)>- OR機能を表現。
・AND回路は =|)-機能(正論理時間)と =)>-機能(負論理時間)に二分され、合体してAND回路として機能します。
・OR回路は =)>-機能と =|)-機能に二分され、合体してOR回路として機能します。
・さて応用問題です。
 XOR回路は =))>-(または=⦆>-)機能と =||)-(または=∥)-)機能に二分され、合体してXOR回路として機能します。
・IAND回路(インクルージブAND回路)は =||)-(または=∥)-)機能と =))>-(または=⦆>-)機能に二分され、合体してIAND回路として機能します。
○デジタルの二値論理の世界では、「AND機能/OR機能」は「二つで一つ」です。「XOR機能/IAND機能」は「二つで一つ」です。
○世の中では、XOR機能の図形を描けても、IAND機能の図形を描けない人が多すぎます。
・参照:論理回路(正論理・負論理)
○なぜかというと、「片方を見て、それで全部だ」と思う人が多いからでしょう。
○「片方だけでは、残り片方が表現できない!」と思う人がいないからでしょう。残念ですね。

(2)日本語動詞の「能動・使役形/受動形」も「二つで一つ」です

 日本語文法の思考実験:
日本語の動詞:能動形・受動形の双対性 で記述したことも、二分合体思考法から出てきたものかも。
○「能動形/受動形で表現される行為は、二つで一つの動詞機能(二面性)を網羅する」ということ。
○日本語の動詞は、「自動詞と他動詞の対構成」や「能動形と受動形の対構成」、「使役形と受動形の対構成」などの「二つで一つ」の対構成があふれている。
○この特徴を実感できるように文法学習をしたいものです。
○「対構成」で記憶すれば労力の節約になるし、「片方だけでは全部ではない」という学習にもなるからです。

(3)万有資源「現有資源活用と創造資源活用」も「二つで一つ」です

・ドラッカー:『計画と実行は1つの仕事の2つの側面である』はまさしく「二つで一つ」を述べている。
○「現有資源(人物金組織)を活用し、計画:P、実行:Dすることと、創造資源を活用し、市場調査・研究開発:C、設備投資・市場開拓:Aすること」は「二つで一つ」です。
○二分合体させて活用する思考法が定着するとよいですね。

(4)団地エレベータホールの住戸案内表示板も「二つで一つ」

 大規模修繕工事の際に修繕委員として表示板改修の提案をしました。
○各号棟の建屋には、エレベータ塔が2か所あり、住戸案内表示板も2枚あります。住戸は二分割されて各エレベータホールに図形表示されています。
○つまり「二つで一つ」ですから、初訪問の人が案内表示板の「片方を見て、それで全部」と思い込むと、目指す住戸にたどり着けません。
○改修提案は各表示板に「これは半分です/残りは別のエレベータ側です」の表記を追加したいということです。
○提案趣旨を理解した委員も少なく、施工業者には個別に説明したが十分な理解がなく、6週間で2回デザイン図を作ってきたが趣旨から遠かった。
○結局、自分で表示板をデジカメ撮影して、追加文を編集書込みして図案作成したものを手渡した。

 多段階の判断を求められるとき、ものごとの姿を二面的にとらえる視点をもつと正しい解決ができるでしょう。
つまり、前段条件が事象を二分しているはずです。片方と相方を合体させて全体事象になるかどうか、見定めて次の判断につなげたい。それを二分合体思考法と名付けました。
デジタル論理の双対解釈は30才代の思考法だったし、日本語の能動形・受動形の双対感覚は30才前かもしれない。
昔話になってしまったが、わたしの思考法の進化が遅いのが再確認できました。
判断の思考スピードも遅いと自覚している。残念ながら一晩寝てからでないと判断がつかないことも多い。

考察=思考実験(PDCA高速回転)へ

2013/08/02(金)

 前回、まず「悉皆考察」が大切です の後段では、「誰でも皆考えている」と述べました。

(1)「考える」を一歩進めて

 誰でも考えます。自分の不便や不利益をなくすために考えます。
自分の要望を自分の考えだとして発言します。
また、他人の不便や不利益をなくすためという「うまい口実」で自分の考えを発言する人もいるでしょう。
○「うまい口実」は一方的な前提条件に基づく場合が多い。
○「うまい口実」を使い、組織の資源を費やしても、その成果の判定には長期の時間がかかることがあります。
○悪意や善意や不注意やいろいろな考えがどんな結果をもたらすのか? 簡単には判別できません。

 しかし、前回、実例として大規模修繕の場合で、二人の人物:施工元請現場所長と下請会社担当者が行った「考え方」や「判断法」に対しては、簡単に判別してしまいました。
○二人は「仕事に対する考え方」が未成熟のまま育ってしまった人達ですと。
○二人とも「考える」、「言い繕う」ことしかできていない。
○一面的な前提条件ですべてを考えてしまう人達です。
○条件化したとき好都合になる場面と不都合となる場面があるはずで、両面を考える習慣がないと悲劇です。
○前後左右上下を「考察」し、「思考実験」することができない人達です。
○「PDCA:段取り/実行/反省/改革」を頭の中で回転させる「思考実験」をしたことも、訓練したこともないらしい。
(PDCAはどんな職場、立場でも応用できる手段です)

 つまり、「言い繕うために考える」では役に立ちません。「うまい口実を考える」では役に立ちません。通常の「考える」では役に立ちません。
「考える」を一歩進めて、「考察のための思考実験をする」までに目標をあげるべきでしょう。

(2)考える原点がしっかりした会社

 日本の中小企業のなかで、ユニークな経営方針で堅実な実績をあげている例がある。
○長野県長野市:中央タクシー株式会社
 社訓要点:お客様が先、利益は後。
○岐阜県輪之内町:未来工業株式会社
 社訓要点:常に考える。「報・連・相」禁止。
○愛知県豊橋市:株式会社樹研工業
 社訓要点:世界一の極小精密部品作り、自己管理で一貫開発。
(各会社の詳細は省略)
これらの会社に共通するものは、
・お客の要望に応えるサービス、製品を作り出す社員が第一、会社組織エゴは無し。
・人が先、組織は後。
○JAL再建で稲盛和夫の「アメーバ経営方式」が有効だったのは、大企業でもアメーバ細胞に小分けしたからでしょう。
・アメーバが先、組織は後。
・思考実験ができるアメーバ単位を形成するには、その中の人が先、アメーバは後。

 最近、大切だと思う次の3点。
○組織は後、人が先。多勢の意見に迎合するだけでは「考える人」になれない。
○どれほど的確な「前提条件」でも、すべての事象を包含できない。必ず前提条件から外れる事象がある。それへの対応も併せて考えるべきだ。
○あらかじめ「前提条件の表と裏の両面」を考えるのも訓練の近道か?

(3)人と組織=粒子と波動

 最近読み終った2冊:
・「宇宙は無数にあるのか」:佐藤勝彦:集英社新書:2013年6月19日
・「宇宙137億年の歴史」佐藤勝彦 最終講義:佐藤勝彦:角川選書:2010年3月10日

 現代の素粒子物理学と宇宙論・天文学とが相互に密接な影響力をもって研究されている。
○宇宙開闢の一瞬は「真空の相移転:超高エネルギーの実相変化:急速膨張」が起きて「ビッグバン」へ続いた。
○一点の超高エネルギーには粒子も元素も質量もない。とてつもないエネルギーが集中してあるだけ。
○それが相移転を起し、10の-34乗秒の瞬間に、体積が10の43乗倍に急速膨張した。
○この瞬間やビッグバンの間でも「粒子や元素、質量」が少しづつしか生れておらず、単純な元素ガスのクズが集合して星になり、灼熱の星群のなかで複雑な元素が徐々に生まれた。それには宇宙的な長い時間が必要だった。

 受け売り話をやめて、思考実験に入ります。
○宇宙はすべてがエネルギーだった状態からいまの無数の銀河系の姿に変容して、いまだにゆっくりした加速膨張のなかにある。
○アインシュタインが直感したように、宇宙の姿を統一した理論で表現できるはずだという夢はいつか新しい科学者たちが実現するだろう。 期待したい。
○一般相対性理論と相性の悪い量子力学も素粒子物理学のなかで補い合う成果が出ているから、マクロとミクロの統一的説明が可能になる日が来るだろう。
○人と属する組織との関係は、粒子とその波動との関係に類推できるだろう。
(人は活動するとき、属する組織の責務を背負って、考え、行動し、影響を与える)
○人間世界での統一哲学に向けて梅原猛の「人類哲学」がスタートしたわけですね。

(以下次回へ)

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