人・組織を活かす:万有資源が活きる
2012/03/16(金)
わたしの哲学練習帖4:12/03/15(保存版:短信箋)
一般論で言えば、ある事業、活動を有意義に進行させるためには、それを構成する組織、人が有効に活動すればよい。
具体例として我がマンション型団地での大規模修繕事業を振返り考察する。
○組織としては
①管理組合(理事会・住民)
②修繕委員会(臨時内部組織)
③外部建築設計社(仕様設計/施工監理)
④施工業者(元請/下請)
○人が活動する場(会議)は
⑤管理組合総会(臨時・通常総会)
⑥(大規模)修繕会議(②+③):原則1回/月
⑦総合定例打合(②+③+④):1回/3週(工事期間中)
それぞれの会議は午前中の2時間程度であり、議題の分量は多いから細部が決らないうちに標題だけが独り歩きする。
自己組織だけの議題ならば、暗黙のうちに理解し合える部分もあるが、外部組織との意志疎通は細部の確認が不可欠だ。
○意志疎通の成果は③、④が提出する「設計図面」「工事図面」に現れるものだ。 これを適確に判定してこそ進捗が円滑にいくと言える。
○つまり③、④が提出する「設計図:下請作成」がどれだけ立派に見えても、本来目的に適合するかどうかを「施工後を想起し」て、②が最優先で判定しなければならない。
○そのため修繕委員としては、
・「住いの現場」を「調べて発言し」、
・「設計図面」を「調べて発言し」、
・「見積明細書」を「調べて発言し」、
・「工事図面」を「調べて発言し」、
・「施工結果」を「調べて発言し」て
・「設計図変更」を「作成して提出すべきと要求し」、
・「工事修正」を「指摘して改善を要求し」ていく責務があると思っている。
○「調べて発言する」を実施してまさに体験できたことは、
・「現場状態の見立て」を間違え、勘違いして、わたしは「ごめん!」を表明したこと。
・③、④は間違えや作図無視しても「ごめん」を言わないこと、もしくは「感じない」こと、もしくは「経費上乗せを言う」こと。
・②、③、④は「調べないで発言」することがあり、それを次回に「調べて発言する」ので「蒸し返しが多い」と思われ、嫌われること。
・施工業者選定ヒアリング前に分厚い「仕様設計図集1、2」、「見積明細書各社分」を通読して調べたのは、③以外にはわたしだけだったこと。
・つよい味方はいなかったが、それでも「理解して支持してくれる人」もいたのだぁ。
・④の現場所長が常駐せず、現場正副責任者をおくという変則形で、④内部での意志疎通も悪く、しかたなく現場事務所へ直接出向いて「不良点を指摘する」ことが数度あった。
・④の現場責任者のなかに「意気に感じて動く人」が一人いたのが救いでした。(1件改善があった)
たかが団地の大規模修繕工事でしたが、修繕積立金:億の一桁上限を超える総支出額ですから、おろそかにはできません。
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