日本語の動詞:活用俯瞰図
2012/11/29(木)
『日本人のための日本語文法入門』原沢伊都夫:講談社現代新書を
読み終えてから、動詞の活用全体を把握しやすい図表を作りたいと考えてきました。
○原沢本では、述語(特に動詞)・文の文法解釈には、ボイス、テンス、アスペクト、ムードの表現形態を理解するようにとの指摘があります。
○思考実験を行い、一覧できる図表を作ってみました。
○簡潔のために「テンス」活用を含めませんでした。
○下記の図表中の「連節形(仮称)」は
『目から鱗の日本語文法~新しい日本語教授法JUMPsystemによる~』:鈴木明、櫻田淳一郎:文進印刷株式会社
にある「~て形」活用の実際を示したものです。
○動詞の連結/文の連節に早くなじむのが、日本語上達の秘訣かと思います。
○追記:12/11
日本語の動詞:能動形と受動形が双対で存在し、普通に使われるので、活用俯瞰図にも書き込んでおきます。
○動作や状態の自動詞、他動詞でも能動形・使役形に対をなすように受身形が存在する。
○それで、動詞・述語のボイス表現にとても自由度が上がり、文中の登場人物の誰でも主格表現させることができます。
(あわせて、日本語の格助詞が的確で明示的に使われることも自由度を支えているのでしょう)
2013/01/06(日)
思考考察の進行分を書き込み追記しました。
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