道路拡幅工事での縁石不連続
2013/01/09(水)
縁石不連続のまま、手直し工事なし!
本日、当該箇所を通りかかると、歩道部分のアスファルト舗装工事がはじまっていた。
すでに、曲率不連続の縁石箇所を済ませて10m先まで舗装が進んでいる。
○この部分の横断防止柵は外されて、歩道幅いっぱいにアスファルト舗装されている。
思い切って作業員に問いただした。工事名黒板を持っている方なので責任者かもしれない。
○応答:曲率違いで縁石接続しているのは、図面指定による。県道だが、市区の建設担当で
何度か確認したが、図面指定でよいと判断をもらっている。
割り切れない気持で謝辞を言い、工事脇を通って100m先へ歩いていくと、メジャーと手帳で
縁石列の長さを計測している作業員がいた。この方が工区の責任者に近いかもしれない。
尋ねてみた。
○応答:図面指定です。区の都市基盤整備の図面で何度も確認しているけれど、、、
謝辞を言ってから考えた。区の道路公園センター、北部基盤整備事務所はもう目の前です。
意を決して道路公園センター受付で尋ねると、奥の別棟に基盤整備事務所があると案内された。
○応答(20代?氏):(住宅地図をめくり)この場所ですね、工事の担当は(ふりかえる)
○応答(30代?氏):交差点近くのゆるい曲りの所ですね。曲率の違いで接続している?
工事業者が図面通りだといっているんですか?不連続ではないはずですよ。
○応答(20代?氏):あとで確認してみます、、、
謝辞を言いつつ、役所側の図面指定ではないとの明確な口ぶりが判ったので、業者にぶつけ
てみようと考えた。手帳の作業員はもう姿がないので、最初の場所へ戻ってみた。
○最初の作業員応答:そう言ったの?(手帳の作業員を呼ぶ。手帳氏が責任者だ)
○手帳の作業員応答:図面指示なんだけど。役所の誰と話しました?背の高い人?電話してみる。
(電話):一般の人が問い合せに行ったでしょ?誰が応答したの?電話に出て話してくれる?
そっちにもう一度行ってもらおうか?あ、来る?5分後ね。
○手帳氏:5分待ってください。え、そう縁石の下はずっと排水溝だ。それも中間検査でOKが出
ているよ。
○北部都市基盤氏(30代?):(到着し、厚い工事図面帳を開いて見せながら)交差点先の道路
幅が2車線になるので、ここ4車線だが手前で2車線にしぼりこむための車道幅調整をした
ところ。曲線部分なので、曲線同志でつながるのでこうなっている、、、・・・、、、
道路拡幅工事の発注者(役人官僚)が智恵のない図面を書き、業者が指摘しても修正せずに
強行してきたのだから、通りすがりの一般人が問い合せても本当のことを言うはずがないか。
4車線/2車線の幅調整のことも、片方直線にする方法も採りうることも口をつぐんでいた。
「業者に責任あり」のような言い逃れをしようとしたが、そうは行かなかったわけだ。
現代日本のピラミッド構造形骸化の縮図ですね。(ピラミッド構造を壊して水平構造にすべきだと
どなたか識者が提言しているはずだが、空洞化したままなんですね)
物理法則の無視が深く進行しています。
問題は、北部都市基盤整備事務所の担当者がこの仕事のやり方に自己反省して立ち直ること
ができるかどうかです。 今後、PDCAの「創造資源のサイクル」がうまく回らず、「反省して
次に活かすことが難しい」とすれば、彼は責任逃れの仕事しかできないままで進む可能性が高い
のでしょうね。
2012/12/24(月)
物理法則を無視ですか?
建設工事で新しい構造物ができ上がることは、部外者の立場から見ても興味深いものです。
しかし、自然災害や交通事故で発生する構造物の崩落状況や損壊状況をニュース映像などで見るたび、
○建設、製造に関わった責任者、設計者は、損壊の原因をどれだけ掘り下げて反省しているのかなと疑ってしまうことが多い。
○原発の水素爆発事故、高速道路トンネル天井板崩落事故、各地で発生している橋桁崩落事故、自動車アクセル・ブレーキ踏み違い事故、各種追突事故、踏切事故など、
どれを見ても物理的構造、機能設計に基本的な不満足状態が放置されているから、事故が繰り返されてしまうのでしょう。
(つまり規定を超える事態が発生したときに、または、規定と異なる方向から外力が発生したときに必ず惹起されると容易に想定できることに対処できる方策をそなえておくべきだと言いたい)
○制度設計から見直すのが不得意な?日本人?は、対症療法的な手直し策の創造が得意なのかもしれない。
○素人ながら事故状況のニュース映像を繰返し見ているだけでも、「構造設計が物理法則に順応していなかったのが根本原因ではないか?」と考えてしまう。
(同じことを繰り返して書き込んでいますね)
身近な例:道路拡幅工事での縁石不連続
この夏以降、最寄り駅近くの県道では拡幅・電線地中溝化工事が続いています。
写真は工事中の車道縁石の一部区間を撮影したものです。
○工区・工期が曲り区間で分断されていたので、こんなにも見事に縁石の曲り曲率が不連続にできあがっている。
○1カ月以上、この状態のままですが、最近その脇の歩道寄りに横断防止柵がきれいな曲率で建てられました。 余計に縁石の不連続が気になります。
○超高速回転PDCAサイクル:万有資源活用が活かされる組織体制でないのが一目瞭然です。
○さて、今後、不連続曲率の縁石並びの修正工事がいかになされるか、なされないかが見ものです。
○本当はこんな現実を見たくはありません。
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