日本語:表計算ソフトで補述スタック演習
2016/01/07(木)
日本語の構文を検証したり、文章作成したりするとき、補述スタック演算方式を簡単に使うことができればなと考えた。一つの方法は、一般の表計算ソフトを使うことで「補述スタック」を体験できるだろう。
文節単位で「スタック」に積み上げたり、下ろしたりを実演できて、同時に一つながりの文章形式に表示できればよい。表計算ソフトの文字列連結の機能を使えば、つながりのある文章に直して表示されるはずです。
実際に作ってみました。
スタック構成を「上りスタック」2つ、「下りスタック」2つにして、単文だけでなく複文構成にも備えて、「前提・接続スタック↑」、「時相・後続スタック↓」を加えたものです。
図表参照:表枠内に文節記述すれば、連続文章が枠外位置に自動表示されます。(例:前提スタックで余興の副文を記述してあります)
★態表現を行う述語スタックの動詞は、主体補語、客体補語との照応関係を明確にするために態接辞を段で区切って記述してあります。 態の学習には最適な表示方法です。
(それ以外では、~したり、~したりなどの述語併記に使えるくらいでしょうか)
〇日常的な文章作成にこの「補述スタック演習台紙」が使いこなせて、論理的な効果を発揮できるようになるには相当の練習が必要そうです。
★
練習には、まず、下書原稿用紙に2、3行書いてから、(←前提・接続スタック)
文節を切り出してスタック演算する手順が (←補語スタック)
よい (←述語スタック)
かもしれない。 (←時相・接続スタック)
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