態文法:態文法カテゴリーを立てる
2017/01/07(土)
数年にわたり態文法を考察してきましたが、直近の2年間で大きく進歩しまし
た。これにより昨年10月『日本語動詞 態文法を再生する』の初出版につながり、
「態の双対環」方式の態文法を世に出すことができました。
区切でもあり、新たな開始でもありますから、ブログカテゴリーに「態文法」を立
てて、論旨を明確にしていこうと思います。
態文法カテゴリーの開始は記述済みの「ら抜き言葉」は「ar抜き結果抜き」可能
からとして日本語文法カテゴリーと共有します。
〇次回には、「態の双対環」で表現する態動詞が示す「動作のアスペクト:動作局
面」について記述したい。
・態動詞が「動作の授受様相:ヴォィス」を示すだけでなく、日本語の態構造は、動
作主体が原形態、可能態、結果態、受動態のすべての態を使用して意味を為すと
いう「動作のアスペクト:動作生起の局面」をも表現するのです。
〇このことを説明する文法書が他にはほとんどありません。
「ら抜き言葉」は「ar抜き結果抜き」可能の中での説明は、
可能態と受動態のアスペクトの違いを大事に扱うべきだということです。
・次回、文化庁の9月21日発表の「国語に関する世論調査」の結果の関連情報から
始めます。
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