日本語の述語活用分岐表:追記
日本語の述語活用分岐表:追記
2020/4/3(金)
前回の分岐表の最初:T態動詞派生表を差し替えたいと思います。
態動詞の派生構造の規則性がより明確にわかる一覧表だからです。
*差し替え用
T態動詞語幹派生表:動詞語幹=D, ko, s、態接辞語幹=ar, as, e、
態の三系四態:新たな態動詞語幹としてD動詞活用分岐表④へ連結。
態名称 \ 能動系 強制系 使役系 :
①原系態: D-、 D[-/s]as-、 D[-/s]as[-]e-、
②可能態:D[-/r]e、 D[-/s]as[-]e、 D[-/s]as[-]e[r]e、
③結果態:D[-/r]ar、 D[-/s]as[-]ar、 D[-/s]as[-]e[r]ar、
④受動態:D[-/r]ar[-]e、 D[-/s]as[-]ar[-]e、D[-/s]as[-]e[r]ar[-]e、
来る:三系四態:態語幹としてD分岐④へ連結。ku[r]uは不規則④へ。
態名称 \能動系 強制系 使役系 :
①原系態:ku[r]u、 ko[s]as-、 ko[s]as[-]e-、
②可能態:ko[r]e、 ko[s]as[-]e、 ko[s]as[-]e[r]e、
③結果態:ko[r]ar、 ko[s]as[-]ar、 ko[s]as[-]e[r]ar、
④受動態:ko[r]ar[-]e、 ko[s]as[-]ar[-]e、ko[s]as[-]e[r]ar[-]e、
する:三系四態:態語幹としてD分岐④へ連結。su[r]uは不規則④へ。
態名称 \能動系 強制系 使役系 :
①原系態:su[r]u、 s[-]as-、 s[-]as[-]e-、
②可能態:s[-]e、 s[-]as[-]e、 s[-]as[-]e[r]e、
③結果態:s[-]ar、 s[-]as[-]ar、 s[-]as[-]e[r]ar、
④受動態:s[-]ar[-]e、 s[-]as[-]ar[-]e、 s[-]as[-]e[r]ar[-]e、
(注:②-e 、④-are 語幹は已然(完遂)の意味を持つので、
D分岐⑥⑦での二重已然を避けること。D分岐⑥仮定形にはOK。
③-ar 語幹は結果事象の意味を持つのでD分岐①〜③の活用は不
自然になる。D分岐④⑤なら無難でしょう)
*
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