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2025/11/18

新日本語述語文法ー再始動1

新日本語述語文法ー再始動1

 このブログで連載してきた「新述語文法「新基本構文型」の再入門シリーズ、立ち戻るシリーズの後を受けて、今回は再始動シリーズに挑戦したい。

・再始動の方針:(2025/8/〜/11/ )
 新手法を標榜する本稿なので、通常とは逆さまに「辞典巻末付録に載る助動詞一覧表:附属語」の使い方から学習を開始するつもりで、現在の学習知識をもとに「助動詞から遡上する方式」で「自立語とのつながりの文法規則:文節機能の規則」に迫ってみようと考えました。

 「再始動の方針の骨格」には、次に示す新手法の基本要件を既得知識として採用します。
この「再始動」から読み始める方に対しても歓迎したいので、骨格に幾分の肉付けをして解説します。

1)日本語の基本構文の構成要素が:
文=文節+文節+文節+文節+…という文節の集合体が構文構造であり、
これら文節とは、文節=自立語(主に次の4品詞:名詞/名容詞/形容詞/動詞/…)+附属語(助詞/助動詞…)の膠着(3種:複合/縮約/派生屈折)という連結作用によって生成されます。
 つまり構文とは役割を与えられた文節が連続して文章の意味を作り出す構造なのです。
構文内の文節が相互に果たす文法的規律(主部/述部/…の関係力)など:附属語の意味に従うことも多いが、どんな自立語と附属語を連結・膠着させて文節を作り出すのかが重要な言語活動になります。

2)日本語の膠着方法は:3種類の膠着を使い分けます。
①第1膠着は、名詞の活用などに使う=複合[+]の形式です。
例:文法=文[+]法、小雨=小[+s]雨=ko[+s]ame、居酒屋=居[+zθ]酒[+0a]屋=i[+zθ]-sake-[+0a]+ya=いざかや、太郎[+](は/が/に/を/…)など連声・連濁を含めての、主として単語[+]単語、単語[+]助詞の複合[+]機能で連結し文節化します。
②第2膠着は、主に名詞の終止形文節などで多用する=縮約[×]の形式で、(カッコ内範囲)を縮約する。

例:asa[+]d(e[×])a(r[-]u)=朝だ/朝である、asa[+]de([×]ar[i]ma)s[-]u=asa[+]des[-]u=朝です…
(名詞述語形では、[+]de[×]goz(a)ar[0ii=I]mas[i/-]ta(r[-]u).=でございました、など膠着3種を全活用する)
③第3膠着は、主に動詞/形容詞の活用に使う=屈折派生[ / ]の形式です。
自立語語幹[ / ]助動詞接辞との接続点で、子音/子音、母音/母音の衝突を回避するため、[挿入音素:6種類]を選択肢として配置します。
・動詞の例:書く/起きる/食べる=kak[-/r]u=kak[-]u、oki[-/r]u=oki[r]u、tabe[-/r]u=tabe[r]u、(一般形式:D[-/r]u)
のように[挿入音素:[無音/子音]または[母音/無音]]を選択演算する方式です。
挿入音素=[a/-]、[i/-]:2種と、[-/r]、[-/s]、[-/y]、[-/k]:4種の6種類が活用意味に応じて使い分けられます。

例:打ち消し助動詞[a/-]na[k]0i:kak[a]na[k]0i=書かない、oki[-]na[k]0i=起きない、tabe[-]na[k]0i=食べない、
例:意向・勧奨の助動詞:[-/y]ou:kak[-]ou=書こう、oki[y]ou=起きよう、tabe[y]ou=食べよう、
(選択演算式の[挿入音素]記号により、一般形式:打ち消し=D[a/-]na[k]0i、勧奨=D[-/y]ou、と表現できる)

・形容詞の例:形容詞語幹(K)は母音終わりなので、常に[-/k]=[k]であり、重い/楽しい=omo[k]0i/tanosi[k]]0i=(一般式:K[k]0i 表記、0:前音消音)、

打ち消し例:重くない/楽しくない=K[k]u[-]na[k]0i、意向・推量の例:重かろう/楽しかろう=K[k]ar[-]ou、と一般表記から、発話の  omo[k]u[-]na[k]0i、omo[k]ar[-]ou / tanosi[k]u[-]na[k]0i、tanosi[k]ar[-]ou を引き出せる。

 以上、新手法での文節の生成方法の基本考察を記述しました。
・要点は、名詞、名容詞、形容詞、動詞の自立語を文節活用させるには附属語との連結(3種の膠着法)が必要であること。
・3種の膠着法:[膠着記号]=複合[+]、縮約[×]、屈折派生[ / ]で明示する学習法を提起しました。(イ音便、ウ音便、などの表記方法:別途解説予定です)

 つづく。
 次回は再始動の方針3番目:助動詞の使い方(3つの階層)について考察します。

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